みなさんこんにちは。
すっかり日差しが強くなってきましたね…。
今日の記事はきっと興味のある人が多いのではないでしょうか^^?
今回は「国産小麦といえば北海道産」と言いがちなのですが、(私も含めて…)
TOMIZの国産小麦は北海道産の他にもあります!!
という視点でご紹介していきますよ!
ご紹介する小麦粉はこちら!
「テリア特号(南部小麦粉)」と「ゆきちから」
どちらも岩手県産小麦粉なんですよ♪
まずは、「テリア特号(南部小麦粉)」からご紹介。
「テリア特号(南部小麦粉)」
テリア特号とは、TOMIZで売っている商品名で、
中身は南部小麦100%なんです!
お父さんは農林27号でお母さんは農林33号という品種から生まれました。
実は北海道と違って本州では名前に「農林~」と付けることが多いんですよ!
テリア特号(南部小麦粉)は東北農業試験場で育成され、昭和26年に岩手県の奨励品種になった小麦です。
当初は東北地方各地で栽培されていましたが、
今は岩手県が主産地となっています。
特徴は、その「味」と「色」
テリア特号(南部小麦粉)は香りと特有の甘みを持っていて、
粉の色がやや黄色味がかったクリーム色というなんとも個性的な小麦^^
実は全国のベーカリーでも熱心なファンが多いのですよ!
半世紀以上も品種改良される事なく作り続けられているところをみても、
実は多くのファンがいることがわかりますね!
個人的には、外国産強力粉よりも吸水率が低いため、
パンを作るときはいつもより水を少しだけ少なくしたほうがおすすめ。
しっかり捏ねると、力強く膨らみますよ!
そしてテリア特号(南部小麦粉)は、
天然酵母を使ってゆっくりと膨らますパンとの相性が抜群です!!
レシピだと、こちらを是非挑戦していただきたいですね!
ベリーとヘーゼルナッツのベーグル
仕上がりはしっとりと、重量感があり、
噛めば噛むほど味わいが深いのでベーグルなどはおすすめですね^^
これはちょっとした豆知識なのですが、
主要産地である岩手県の有名な「南部せんべい」「盛岡冷麺」や
郷土料理の「ひっつみ」(すいとんの様なもの)にもよく使われているそうですよ♪
続いてはこちら、
「ゆきちから」
お父さんはさび系23号でお母さんは東北141号から生まれた品種。
東北農研センターで育成され、平成14年に品種登録をし、
平成17年には岩手県の奨励品種になった、比較的新しい小麦粉です!
ゆきちからは東北地方で病気に強く収量もあり、
製パンに適している小麦として開発されました!
主産地は岩手県ですが、今も宮城県・福島県・青森県など東北エリアで栽培されています。
南部小麦と比較してタンパク含量が11%も高く、
粉はサラサラとしている特徴をもっています。
グルテン性質が硬質なので、よく膨らみキメの細かいパンを焼くことができますよ!
北海道産のもちもち感とは違う、歯切れの良い触感のパンが仕上がりますので、
様々な具材を使ったレシピには相性が良いです。
実は個人的にはハード系のパンにおすすめなので、
是非一度はハードパンレシピで試していただきたいです^^
ちなみに、パンの他にも中華麺や乾麺、そばのつなぎ粉としても活躍しています!
ゆきちからを使用したおすすめレシピはこちら!
ホームベーカリーでつくる 和三盆のちぎりパン
レシピをチェックしてお好きな具材を試してみてくださいね!
ちなみに私は焼きたてにバターがやはり一番好きです^^
国産小麦を愛用してくださっている方が多いのはもちろん知っているのですが、
実は「テリア特号(南部小麦粉)」や「ゆきちから」を試された方って少ない気がします。
2つともとても特徴のある大変おいしい国産小麦粉なので、
この記事で知ったきっかけに、1度は・・・1度は試していただきたい・・・!!!
そして使ってみたら是非
レビューに感想を書いてくださると、
私が絶対に読みます!!(笑)ということで、今回はここまで^^
また次回の小麦粉回でお会いしましょう!
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