2020年もやってまいりますね「チョコの日」が!
コンビニやスーパーマーケットの棚を見ても新製品の嵐が吹き荒れていて、
片っ端から食べていくのに日々余念がないわたくしです。
今年は暖冬だと言われていますけど、やっぱり寒い日もありますよね。
そんな日は温めたミルクにチョコレートを溶かして、
ホットチョコレートなんていかがでしょうか。
三谷はマグカップ1杯のミルクにたっぷり大さじ2杯のチョコレートを溶かしたくらいが好みです。
ホットチョコレートにするなら私のおすすめはこれ!
クーベルチュールフレーク
(エキストラビター) / 200g
カカオ分65%、わりとビターな味わいのチョコレートです。
昨年もこちらの記事でご紹介しましたが、
このほかにも「スイート」「ミルク」「ホワイト」と
使いやすいバリエーションも揃ったTOMIZオリジナルパッケージでお送りしている
イチオシシリーズです。
このある種のチョコレートを示す言葉、
「クーベルチュール」
ってよく聞きますが、この意味はもうご存知でしょうか?
「クーベルチュール」とはフランス語の
「couverture(この綴りでクーベルチュールと読みます)」で、
言葉としては「毛布」や「掛布団」といった「覆うもの」という意味合いです。
言葉の定義から言えば、チョコレートのカテゴリーの中でも
特に流動性が高いものということになります。
「クーベルチュール・チョコレート」には国際規格があり、
「総カカオ分が35%以上あり、
なおかつココアバター分を31%以上含み、
またココアバター以外の代用油脂を5%未満しか使っていない」ことが
その条件となっています。
例えば一般的に市販されている板チョコは、
そのままお菓子として食べやすく、流通しやすくするために、
カカオバター以外の油脂や香料なども配合されています。
そうなると「クーベルチュール」の条件には当てはまりません。
「クーベルチュール」はカカオおよびココアバター分が占める割合がとても高いため、
カカオ本来の風味が楽しめ、口溶けよくなめらかで、
美しいツヤのあるチョコレート菓子に仕上がるのです。
「覆うもの」という表現を聞くと、
いわゆる「コーティングチョコレート」も
そういったカテゴリーのチョコレートなのではないかな?と
感じられるのではないかなと思うのですが、そこにはやはり違いがあります。
ちょっと比較してみましょう。
「上掛けチョコ」の方が湯せんしてみるとスッと溶けるのがわかります。
クーベルチュールチョコレートは上掛けチョコに比べると重くもったりとして見えます。
クーベルチュールチョコレートは本来テンパリングが必要なのですが、
ここでは単純に溶かしたもので比較しています。
流してみると、サラッとしている「上掛けチョコ」は、すぐに横に広がります。
そしてすぐに固まります。
クーベルチュールの方は重みがあって、振動を加えないと広がりません。
固まるとこんな感じです。
「上掛けチョコ」は手間なく、ツヤツヤに固まるのがわかりますよね。
ですので、例えば表面だけを美しくコーティングしたいときには
「上掛けチョコ」がらくちんでおすすめなんです。
「上掛けチョコ」の原材料は
「植物油脂、砂糖、カカオパウダー、ラクトース(乳糖)、乳化剤(大豆由来)、香料」
となっています。
それに対してこちらがクーベルチュール。
こちらは
「カカオマス、砂糖、ココアバター/乳化剤、香料、(一部に乳成分・大豆を含む)」なので、
構成はまったく違うことがわかります。
固めたものを試食してみると、
クーベルチュールは口の中ですぅっと溶けて、複雑な風味がじんわりと広がるのに対して、
「上掛けチョコ」は「パリッ」とした食感で、ココアのビター感が広がるという感じです。
味わいや風味といった点では、
なんと言っても「クーベルチュール」が優れているのですが、
このチョコレートでテンパリングした上で、
美しくコーティングをするのには専門的な技術が必要です。
ご家庭でのチョコレート作りでおすすめなのは、
うまくチョコレートを使い分けること。
味わいに影響する部分はクーベルチュール、
デコレーションで美しく仕上げるのには「上掛けチョコ」を使って仕上げるのが
簡単においしく、きれいに仕上げるコツですよ。
ちなみにそんな「チョコレートのきほん」をチェックしたい方
ぜひこちらもチェックしてみてくださいね!
でももちろん、せっかくの機会なので
「テンパリング」をやってみたい!という方もいらっしゃると思います。
そんな方はぜひこのページをご参照くださいね。
初回のチョコブログはここまで!
次回は昨年一世を風靡して、今年もまだまだブームの続く、
あのキュートな色合いで女性人気No.1のチョコレートのお話です♪
TOMIZ BLOG -小麦粉・バターの品揃え日本一!-
おかげさまで創業102周年。 お菓子/パンの材料・器具の専門店TOMIZ(富澤商店)がお送りする、 食材ブログ「TOMIZ BLOG」(通称とみログ)です。 TOMIZ・cuocaの人気商品、お菓子やパンレシピなどを随時お届け! 人気のCHIYODA型の開発情報も!?
0コメント