ルビーチョコレートとは ~彩りをしっかりと出すには?~


「梅一輪 一輪ほどの 暖かさ」

なんて俳句がありますが、

毎年楽しみにしているご近所の梅林で、ちらほらと花が開き始めました。


まだまだ一分咲きにもならないくらいですが、

蕾がググッと膨らんできて、少しずつ春が近づいている感じがします。


さて今回は、この紅梅の蕾にも似たこのチョコレートについてお話しさせていただきます!

「ルビーチョコレート」


毎年トレンドのあるチョコレートの世界。

2019年の最強勢力は「ルビーチョコレート」だったかなと思うのですが、

2020年もやはりまだこの「ルビーチョコレート」人気は続いているようです。


コンビニやスーパーなどで気軽に購入できる商品もずいぶん増えました!


今年はTOMIZでもルビーチョコレートの

サイズバリエーションが増えていることにお気づきでしょうか?


お試しサイズの100gと、

あれこれ作ってみたい方のための200gの2種類をご用意しています。



昨年は話題になったこともあり

「どんな味なのかそのまま食べてみたい!」という方が非常に多かったのですが、

今年はさらに手作りにもぜひチャレンジしていただきたいなと思っております。


おすすめするからには自分もやってみなくては・・・なのですが!

バレンタインにもまだ少し早いこのシーズンに

ガッツリとしたチョコレート菓子というのもアレですので、

食事の後につるんと食べられるようなデザートにしてみようかなと。



せっかくだから適当に作っても

いつもわりとウケのいいパンナコッタにしてみようかなとスタートしてみました。


1)ルビーチョコレートを溶かして、

2)生クリームと牛乳とお砂糖を合わせて、ゼラチンを加えて、型に流すだけ。


らくちんらくちん・・・・


あらー?色がくすむ。もう少しピンクにしたかったのに。

そう言えば去年も思ったのですけど、

クリーム系のものと合わせるとルビーチョコレートは色がくすむようなんです。


TOMIZレシピ

「ルビーチョコレートのタルトショコラ」

例えばこのレシピでも、

生クリームと合わせてガナッシュにするとなんとなく「くすみピンク」な感じに。

これはこれでかわいいけれど、


「ルビーチョコレートのマンディアン」


みたいに、クリームと混ぜないものの方が

ルビーチョコそのままの色が活かせるのですよね。



でもせっかく使うならピンクを活かしたいし・・・

そうなると相性のいい他素材の色で助けてもらうしかないですね!

そこで、これ!

「冷凍ストロベリーピューレ」

(ドラ●もん風に)!!


ルビーチョコレートの独特の酸味はベリー系とは好相性。

今回たまたま自宅にストックのあったストロベリーをチョイスしましたが、

きっとラズベリーでも合うのではないかと思います。


なにごとも、テストテスト。


このストロベリーの色味が活かされるといいんですが!


とはいっても、ルビーチョコレート主体にしたかったので、あくまでも補助的にピューレを足してみたところ・・・

あ、やっぱり少しピンクに寄ってきました(少しだけな!!!)。


左がルビーチョコだけを合わせたパンナコッタ。

右がそこにピューレを足したパンナコッタです。

わかりづらいですけど、右の方がちょっとピンク・・・・


じっくり研究すると、きっともっときれいな色味に仕上げる

ベストバランスが見つかるのだと思うのですが、

今回100gのルビーチョコレートを50gずつ使ってテストしてみた結果はこんな感じでした。


チョコレート50gに対してピューレ20gだったので、

もう少しピューレを足してあげるといいのかも。

生クリームもゼラチンも牛乳もまだ残っていたので、

せっかくだから普通のパンナコッタと2層にして仕上げてみました。


ちなみにざっくりとした作り方は、

生クリームと牛乳を100gずつ合わせて、

10gのグラニュー糖を加えて火にかける。粉ゼラチン3gは少量のお湯でふやかしておく。


ルビーチョコレート50gを湯せんにかけて溶かして、

ストロベリーピューレ20gを合わせる。すべて混ぜ合わせて、

目の細かいストレーナーで濾して器に流して冷やし固める。というものでした。


ルビーチョコレートピューレのバランスは

もう少し調整してあげるといいかもしれないのですが、

ほんのりピンクな程度の仕上がりでごめんなさい。


やっぱりあれこれ試作をしてみるなら

ルビーチョコレートの200gを買うべきだったなーと思った三谷だったのでした。


ちなみに色がくすんでしまった

「ルビーチョコだけのパンナコッタ」と、

「ピューレとルビーチョコを合わせたパンナコッタ」を食べ比べてみましたが、

味わいとしてもピューレを合わせて酸味をプラスした方がおいしく感じました。

組み合わせの妙ももっと研究してみなくては!

ということで、市販のルビーチョコのお菓子も、

今期はいろいろ食べ比べてみようと目論んでおります。



そして次回は!私、三谷のリスペクトが止まらない

あのフランス生まれのブランドチョコレートをご紹介します♪



ちなみにチョコレートのブランドをチェックしたい!

いろいろなチョコレートを比べてみたい!という方はこちらもあわせてチェック♪


多くのパティシエに愛されるあのチョコレート、私ももちろん大好きです。

次回もどうぞお楽しみに!

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